腹に響く重い衝撃・映画「アメリカン・スナイパー」(※ネタバレあります)

クリント・イーストウッド監督の新作

「アメリカン・スナイパー」

観てきましたが

・・・・・重いですね・・・・・

画像


オープニングシーンは

緊迫したイラクの市街をアメリカ軍が進行中

そこにイラク市民?らしき母子が戦車の前に進み寄ります

どうやら手に持っているのは対戦車手榴弾

アメリカ軍の援護としてビルの上で

狙撃手(主人公クリス・カイル)が待機中ですが

母子の行動を見て

狙撃ライフルの引き金に指をかけます

さてどうするのか・・・・

ここからもうすでに

この映画の世界に

引き込まれます



ブラッドリー・クーパー演じる(20キロも増量したそうです!)

実在の人物クリス・カイル

4回ものイラク派遣で

160名を射殺し

軍の仲間からは狙撃兵の”レジェンド”と呼ばれます


しかし、この経験から次第に心をむしばまれてゆき

アメリカへ戻っても妻との関係が崩壊寸前

PTSDのため普通の生活も送ることが困難になってゆきます


それでもテロリストから自分の部隊の仲間や多くのアメリカ兵を助けるため

(またイラクの一般市民がテロリストに殺戮される惨状を見てしまったため)

(なかば強迫的に)戦場へ舞い戻ってゆきます



アメリカもイラクも反戦も愛国もどんな主義主張の立場にも関係なく

戦争は人の心を破壊することが心底から分かる映画です



精神的なバランスを崩したカイルは除隊後

同じ境遇の退役軍人たちのサポートをすることで

心身共に回復の兆しをみせるのですが

残念ながら

同じ退役軍人に射殺されてしまうという皮肉な結果で

人生の幕を降ろします

(この犯人の裁判が2015年2月に行われて終身刑が確定したそうです)


劇中、イラクのテロリスト側にも凄腕のスナイパー(オリンピック選手のメダリストという設定!)がいて

この男との「狙撃手VS狙撃手」の戦いも軸になっています


この映画で描かれている9.11の同時多発テロ~イラク戦争から

近年のシリアやリビアなどアラブ諸国の内戦・紛争や

最近のイスラム国の蛮行やテロなどを

生み出したことを思うと

本当に報復の連鎖の恐ろしさを考えます

前作「ジャージーボーイズ」とはまったく対照的

腹にズーンと衝撃の伝わる重い映画でした


80代にしてますますエネルギッシュなイーストウッド監督には

今後もまだまだ素晴らしい映画作品を撮ってもらいたいですね

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